2010年12月11日土曜日

電子書籍 元年 - グーテンベルク以来の革命!

最近本当に寒くなってきましたので、縮こまっていました。
この寒さはこたえますねー。

さて、一昨日と昨日はテレビ各局、『電子書籍』の特集を一斉に報道していました。
皆さんの中でどれかひとつぐらいは見られたと思います。

以下各々のサイトで動画等が見れますので、見逃した方は
全編ではありませんが、是非見てください。

私は読書好きですので、電子書籍に関しては以前から、ネットでニュースを
ウォッチしていました。

特に、この業界で遥か先にいっている、アメリカのアマゾンの動向です。

幸いにも、去年の10月よりアメリカのアマゾンがやっと電子書籍端末
E-Book Reader の 『キンドル Kindle』 をアメリカ以外の国への販売を
開始しましたので、今年の1月に2月のスリランカへ出国する前に、
AMAZON, USA のサイトへ第二世代のキンドル、$259 を注文して、
日本に送付してもらい、テストしてからスリランカに持ち込みました。

アマゾンのすごいところは、各国の無線LAN、3G 回線をアマゾンが接続料
を負担して、読者にはインターネットの接続契約が全く必要の無いところです。

残念ながらアマゾンはスリランカではまだ無線LAN、3Gには対応していませんが、
日本とインドでは快調に接続しています。(PCを通じてe-bookの購入は可能
ですので、PCに落としたものを、Kindle に転送します。)

今年夏発売のキンドル第三世代は、$189 で日本語のフォント(日本語表記)
が可能です。しかしながら、アマゾン・アメリカでもアマゾン日本でも日本語の
電子書籍/e-book は販売されていません。

しかし次のような活用方法があります。
本を切断して、スキャナーで取り込んで、PDFファイルで見たり、ネットにも
接続できるので、簡単なニュース等はインターネットのように見ることが出来ます。

さらにAMAZON, USA は日本語 e-book の出版も募集をしていて、原稿を記入する
プラットフォームも用意されています。
アメリカから作家デビューと云うことも可能です。

日本の英字新聞は、

Asahi Shimbun              $9.99 / 月
The Mainichi Daily News    $13.99 / 月

で購読することが可能です。
正式購読前に、全世界の新聞の2週間無料のお試し購読が可能です。

もっとも私のキンドル購入の目的は、ニューヨーク証券取引所への
直接投資の為の、アメリカの新聞の購読、投資本にて投資の勉強と
旅好きですので、世界的に有名なバックパッカーのガイドブック
『Lonely Planet』の購読です。

でも投資に関してはあんまり情報を入れないほうがいいなと最近
感じているしだいです。

旅をしていると、例えば、日本語の有名なガイドブック 『地球の歩き方』
なんか分厚て重く荷物の邪魔になるのですが、今回9月にスリランカから
インドのヒマラヤ地方に旅行に出かけた時に、早速
『Lonely Planet India (Country Guide)』を $18.49 で購入
したんですが、本当に重宝しました。

アメリカの Amazon.com のアカウント取得(日本のメールアドレスでOK)
とクレジットカードが有れば、Kindle や英語ですが、
日本と比べたら膨大な洋書が安く購入できます。

例えば、

● ブラック・スワン[上] - 不確実性とリスクの本質 [ハードカバー] 
ナシーム・ニコラス・タレブ (著)  上下巻供 各 ¥1,890 日本語

■人間には不確実性を扱えない根本的欠陥があることを解明!
原書が刊行されたのは2007年4月。前著『まぐれ』同様、発売直後から、
人間の思考プロセスに潜む根本的な欠陥を、不確実性やリスクとの関係から
明らかにして、経済・金融関係者の話題をさらった。
さらに、「サブプライムローン危機」が発生すると、
「誰一人予想もしなかったインパクトのある事象」が起こる原因を原理的に
明らかにした書として爆発的に読まれ、全米で150万部超の大ヒットを記録している。

● The Black Swan: Second Edition: The Impact of the Highly Improbable:
With a new section: "On Robustness and Fragility" [キンドル版]
Nassim Nicholas Taleb (Author)  英語  上下巻で  $9.49 

● 同    ハードカバー       英語      ”     $18.48
● 同    ペーパーバック     英語      ”       $7.97

さて、やっと電子書籍元年ということで、日本の市場も動き出しました。
まさしく、活版印刷の発明のグーテンベルク以来の革命です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF        by Wiki

以下ニュースを見てわかったことですが、昨日シャープのガラパゴス
とソニーのリーダーが発売されたので、一斉にテレビ報道が有ったんですね。

現在発売中の電子書籍端末は、以下です。

1.キンドル      アマゾン

電子書籍専用機。
2007年発売開始。8月から日本語対応機種販売。
書籍51万冊以上が読めるが、英語がほとんど。

白黒のe-ink を使用していて目が疲れない。
太陽の下で読める。海、プールサイドで読める。
文字を自動に読んでくれる。英語のみですが。
英英辞書が標準でついている。

2.iPad             アップル

ネット利用などの出来る多機能型。
5月に発売。国内にて日本語の雑誌、書籍購入可能。
カラーでバックライトですので目が疲れる。
太陽が反射するので野外での使用は困難。
インターネットが自由にアクセスできるので、
読書に集中できない。(私はこれがいやです。)
11月から映画の配信も始まった。

3.ギャラクシータブ サムソン 

ネット利用などの出来る多機能型。
先月発売。
通信機能やカメラ搭載。
NTTドコモのサービスで情報誌など
約60点を配信中。
カラーでバックライトですので目が疲れる。
太陽が反射するので野外での使用は困難。

4.リブレット W100  東芝   

ネット利用などの出来る多機能型。
夏に発売。
世界初の2画面タッチパネル液晶搭載ミニノートPC。
カラーでバックライトですので目が疲れる。
太陽が反射するので野外での使用は困難。

5.ガラパゴス     シャープ

ネット利用などの出来る多機能型。
昨日発売。
新聞、雑誌など約3万点を配信予定。
来春以降、ゲームや電子商取引にも対応。
端末とアクオスTV、スマートフォーン
間での、データ連携移動技術が来年から可能。
カラーでバックライトですので目が疲れる。
太陽が反射するので野外での使用は困難。

6.リーダー      ソニー  

電子書籍専用機。
昨日発売。
白黒のe-ink を使用していて目が疲れない。
2万冊以上を配信予定。1400冊が保存可能。
本体に通信機能はついていない。

端末のみを考えればソニーが良さそうだが。
http://www.sony.jp/reader/

Reader™ Storeを動画で紹介しております。
http://ebookstore.sony.jp/stc/guide/movie/

ソニーは以前アメリカ市場で端末を発売したのですが、ソフトの肝心の
本を巻き込むことが出来なく、撤退した経験が有ります。

企業連合関係図:

端末メーカー  通信ネット    出版・印刷        書店

1.  X     NTTドコモ    大日本印刷     丸善・ジュンク堂
2.ソニー     KDDI     凸版印刷・朝日新聞     X
3.シャープ     X           X           ツタヤ
4.  X        X     ドワンゴ(ニコニコ動画) 角川書店                   
5.  X        X            X        紀伊国屋書店
6.アップル      X            X            X
7.  X      アマゾン         X             X
8.  X      グーグル        X            X  

シャープ & ツタヤ連合は春に合弁会社を作り、映画コンテンツを配信予定。
更にシャープは全世界に打って出る予定。(海外のソフト戦略大丈夫か?)

角川 & ドワンゴ(ニコニコ動画):読者がニコニコ動画にて配信される、
電子書籍に読者がライブでコメントし合う事に。

挿絵、音楽を挿入できる。(雅之!ビジネスチャンスー 一杯ジャン・ジャン♪)
俺の尊敬する村上龍さんが日本初、電子書籍『歌うクジラ』出版。
その音楽を坂本 龍一が担当。

『歌うクジラ』オフィシャルサイト:http://www.ryumurakami.com/utaukujira/pc.html

「電子書籍はワクワクするもの」、村上龍氏が電子書籍の新会社「G2010」設立

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20101104_404523.html

1987年から続くエッセイシリーズ 「すべての男は消耗品である」 よく読んだな。
せつない。m(__)m

著者が推敲してサイトにアップするだけ、実際に『パブー』サイトでは
5ヶ月で6,000冊の新刊がアップされた。

http://p.booklog.jp/

著者と読者との距離が短くなり、読者からのリクエストもどんどん入るかも。

現在  :著者( 10% ) → 出版社( 90% ) → 取次店 → 書店 → 読者 
2010年 :著者( 70% ) →    コンテンツ配信会社 (30%)      → 読者
(ソフトを作れば、コンテンツ配信会社もいらなくなるかも。)

カッコ内の数字は印税。

2015年までに日本の全小中学生に情報端末配布…DiTTアクションプラン発表

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101210-00000024-rbb-sci

先生!今から電子端末に、慣れていたほうがいいですよ!

やはり日本市場では著作権がらみで、どこまで以前の書籍を電子化することが
できるのか、ここでも日本が抱える既得権益の問題がクローズアップされる
ことでしょう。 余りにも企業連合が多くて、各社の電子書籍を購入する
為にいくつもの電子リーダーを購入する必要が出てくる所が、アメリカ勢
と異なります。 これ結構めんどい問題です。
嘗ての、VHS vs. Bata, SD card vs. Memory Stick のようなことは
いいかげんやめてもらいたい。

更に高度知的社会が要求される、日本において政府が果敢に音頭をとって、
電機業界、出版業界、IT業界をリ・ストラクチャリング及びマージ連結させ、
全国民を更に高度知識武装しないことには、この革命の真の意味をも体験
はできないだろう。 世界の中の日本の更なる飛躍は困難となる。 

唯一の希望は日本のコミック(漫画)である。
ジャパニーズ・アニメは世界を変える可能性がある。
全く漫画のような話だが。 (^^)v

個人的には、兎に角、我々は老化に暴走中!

読んでも目が疲れにくいとされる電子ペーパーを使って、文字を拡大させて
老眼鏡も要らず、目が疲れたら端末にて自動に読ませる。それも速度調整して。
痴呆防止に、本を読みましょうね。 悲しい理由ですが・・・  (-_-;)


誰もが (マルチ・メディア) 作家になれる時代。

このブロッグに投稿することでその準備を。

誰もがひとつの小説を書くことが出来ます。
それは、自分のストーリーを書く。
何のトピックでもいいですから、兎に角、書きましょう。

フランクにコメントを入れてくれる仲間が、ここにはいます。

自分に、思ってもいない才能を発見しましょう。

同窓生がそれを発見してくれます。

それには、まず自分を自分らしく表現することです。

友達とペアーを組んで連載小説の投稿なんぞもいいですなー。

ポエムだけでもいいです! 俳句とか和歌とか。。。

書くのめんどい人は、アートな写真、ビデオ。コント、歌。
もしくは、ビデオで踊る阿呆とかいいよ~

皆なにがしらの アーティスト なのです。

とにかく、

電子書籍からは目が離せないですぞ!\(◎o◎)/!

● テレビ東京『カンブリア宮殿』 2010年12月9日(木)放送

予告編 ビデオ

電子書籍元年 × 村上龍~「変化」に怯えるか? ワクワクするか?~
の右の ”動画を見る ”をクリック。

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/eye.html

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20101209.html

村上龍が語る...「電子書籍は革命だ!」 放映終了後のビデオ

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/dogatch.html

● 『NHK ニュース ウォッチ 9』   2010年12月10日(金)放送

以下一番上左の

「電子書籍 動き出した”人気作家 ”」

”動画を再生 ”をクリック

http://cgi2.nhk.or.jp/nw9/recommen2010/index.cgi

● テレビ東京 『ワールド ビジネス サテライト(通称:WBS)』
2010年12月10日(金)放送

「電子書籍」 恐らく月曜日中に動画がアップされると思います。

http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/highlight/img20101210_wb_o1.html

● 電子書籍で新作「ふしだら」…瀬戸内寂聴さん 『読売オンライン』

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20101130-OYT8T00335.htm

瀬戸内寂聴氏は、体調不良のためビデオメッセージを寄せ、
「私は何でも新しいものが好きで、2年前には携帯小説も書いた。
生きるということは、わくわくどきどきしてないとつまらない。
電子書籍は、印刷術が始まって以来の革命だと思う。
こうした革命に、生きているうちに出会ったことは幸せ。
冥土の土産に参加させていただいた」とコメントした。

若い頃奔放だった、寂聴さん素敵です。
出家してもさらにどきどきしてないとつまらない・・・

なんと感性の高い方。

年とると感性鈍るのは確か。 
みずみずしい感性をキープもしくは、鋭くするには冒険しかない!

「ふしだら」 は老人の恋愛小説らしい。

それも一つの冒険。
興味そそるね! (゜o゜)

● 瀬戸内寂聴 『ふしだら』 電子版オフィシャルサイト

NTTドコモの電子書籍トライアルサービスで提供開始致しました。
12月27日までの期間限定で無料でダウンロードすることができます。
(ダウンロードしたコンテンツは12月末まで閲覧することができます)
対応機種:NTTドコモ AndroidOS搭載スマートフォン 
XPERIA・Galaxy S・Galaxy Tab

http://g2010.jp/fushidara/

PS.
次回は taka ちゃんに代わり、一次会の写真とビデオをなんとか編集を終え、
アップをしたいと思います。 皆さん遅くなってゴメンね。 m(__)m

3 コメント:

Shinji さんのコメント...

一時、 

電子版オフィシャルサイト
瀬戸内寂聴 『ふしだら』

がリンク切れ起こしていました。
ごめんなさい。

その中で、次の言葉が印象的でした。

『世の中は、いくら抵抗しても、
どんどん新しく移り変わります。
生々流転は、仏教の根本思想ですから、
これからも、ますます変わっていくと思います。
それにたいして、拒否したり、逡巡していると
遅れてしまいます。』

88歳でも土台が違うからなー、
本当にすばらしい、年齢の重ね方です。

Hiro 岡庭 さんのコメント...

「すべての男は消耗品である」
読んでました 懐かしいです。

Shinji さんのコメント...

@ Hiro 岡庭 さん

やっぱり、Rocker だったんだね。Hiro さんは。
俺はいつまでたっても、何か変われへんけど。

彼はその手の ” 匂い ”を持つ男だ。

それでネットで初めて
「すべての男は消耗品である」を
ぐぐってみたんだけど、まだこのエッセイが
続いているから驚いた!

今 VOL. 10 だよ!

ということは龍さんは
まだあのアダルト雑誌 (単なるエロ雑誌です。^^; )
「ザ・ベストマガジン」に連載しているということ
だと思い、その雑誌ぐぐったら

な・なんと・・・

存在していた!
毎月25日発売 定価:890円 だってさ。

俺、この雑誌、初刊から購入した覚えあるんだけど
まだ存在していたんだね。

今時、この値段高くない?

俺、「すべての男は消耗品である」単行本
VOL. 1 - 3 まで所有しているけど
いいなと思ったのは VOL.1 だけです。

それは初版で1987年8月発行で
「ザ・ベストマガジン」の連載 :
1984年11月号 ~ 1987年8月号
をまとめた単行本です。

この魅惑的なタイトルを持つ
女性論、恋愛論、セックス論は
当時 20代の俺にとって、8歳年上の兄貴からの
いい男になるメッセージとして大いに参考になったんだ。

でもVOL.2 中盤あたりからさすがに
女性論、恋愛論、セックス論
にも勢いがなく、書く事も無くなって、彼の趣味の
F1、映画製作、キューバ音楽になっちゃって
このエッセイから、離れちゃったな。

VOL. 3 なんて新品そのもの。読んだ記憶ない。

でも日本のバブル崩壊後は
彼は膨大な政治経済の資料を読み込み
またその関係者に会い取材を続け
数々の近未来政治経済小説を発表しており
社会学的に日本社会の欠陥を指摘し続け
下手なテレビに出てくる経済学者より
ずっと参考になるよ。

このブログのコメントはリンクが張れないから
龍さんのことで面白い記事見つけたので
コメントでなく、近い将来

『俺の ” 村上 龍 ”』で投稿します。

あ、

そうそう、「すべての男は消耗品である」VOL. 1
の ” 文庫本 ”のあとがきは 山田詠美 だって。
やるねー 角川書店 ! 知らんかった。

山田詠美は同じ ” 匂い ”の種族だよね。
そのあとがき読みたいよー。

まだ20代の感覚の私。どうしましょ- 。 (-_-;)